語学学校の授業ってどんなもの?
学校によって様々だが、一般的なものは、月~金までの週5日。1レッスンは40~50分ぐらいで、1日に3~4レッスン勉強する。授業は全部英語。学校によっては学生同士の母国語禁止のところもある。1クラスの生徒数はたいてい少人数制で多くても8人~15人ぐらいが一般的。
学校の授業で生徒同志でディスカッションをさせたり、映画をみて感想を述べたりと、自主的な授業参加が求められる。語学学校には様々なコースがあるので、午後にTOEFLやビジネス英語などのクラスを取っている人もいる。
一般英語コース・集中英語コース・ESLコース
学校によって英語コースの呼び方は様々、一般英語コース(General English Course)、集中英語コース(Intensive English Course)。また、ESLコース(English as Second Language)とも呼ぶ。このコースは「読む=Reading」「話す=Speaking」「聞く=Listening」「書く=Writing」「文法=Grammar」の語学に必要な4つのスキルを勉強していく。また、クラスは6〜7つのレベルに分かれている。
開講日にはクラス分けテストによって、その人にあったクラスが決められる。しかし、クラスが始まってからでも、自分にレベルが合っていないと感じたら、カウンセラーに相談してクラスを変えてもらうこともできる。
最初はこういったコースからとることをおすすめ。上級レベル(レベル5、6、7)ではエッセイの書き方、プレゼンテーションの仕方、またTOEFL対策などのがあり、より授業の内容も進学に備えるものになってくる学校が多い。
進学準備コース
このコースは、大学、コミュニティーカレッジなどへの進学を希望する人のためのコース。通常は大学やコミュニティーカレッジの付属の語学研修機関(ESLクラス)で、その学校の入学を前提としているケースが多い。学校によっては、このコースに受けながら、正規の学校の授業も選択することができる。私立の語学学校でも提供している場合があり、提携大学やコミュニティーカレッジなどへの進学がTOEFLスコアーなしで入学可能な場合もある。このコースでは一般英語コースの上級レベル(レベル5、6、7)の授業と同じようにエッセイの書き方、プレゼンテーションの仕方、またTOEFL対策など進学に備えるものになる。進学を目指さない人でも、アカデミックな英語力をつけたいという人にはおすすめ。
試験対策コース
試験対策コースは英語力判定試験のための受験準備コースのこと。このコースでは、過去の出題テストやテストの傾向に沿った問題を繰り返し学習する。グラマー、リスニング、ライティングなど本番と同じように時間内で解き、何問正解できたかなど、実践的な授業内容になっていることが多い。受講するにあたって、一定の英語力が必要。英語のキャリアアップや希望の大学に進学したいという人にはおすすめ。
TOEFL(Test of English as a Foreign Language)
アメリカやカナダなどの高等教育機関に進学する場合にはこのTOEFLのスコアを要求される。内容はリスニング、リーディング、ライティング、スピーキング。コンピュータ上で受験をするTOEFL iBTが主流。評価は0~120で表される。
一般的にはコミュニティーカレッジの入学条件としてTOEFL iBT 46~61 (TOEFL PBT 450~500点)程度が求められ、大学の入学条件としてTOEFL iBT 61~80 (TOEFL PBT 500~550点)程度が求められる。
GMAT(Graduate Management Admission Test)
ビジネススクール留学に必須の試験。内容は分析的思考力、数学能力、言語能力。
コンピューター・テストで評価は200~800で表される。
専門英語コース
特定の職業に必要な英語のスキルを学ぶコース。ビジネス・秘書、旅行・航空会社、ホテル・レストラン、コンピューターなど、学校によって様々なコースがある。
たとえば、ビジネス英語の内容は、ビジネスで必要な文書の書き方や、電話の対応、交渉術など、実践的な内容が学べるようになっている。受講するにあたって、一定の英語力が必要。
私立の語学学校に設けているケースが多く、受講期間も2週間程度のものから12週ぐらいまである。キャリアアップを考えている人におすすめ。
英語+αコース
通常午前中に英語の学習、午後にアクティビティなどを組み合わせたコース。アクティビティの種類は豊富で、ダンス、乗馬、テニス、ゴルフ、スキューバー、フラワーアレンジメント、料理など実に様々。
英語初心者の人でも自分の興味ある内容なら結構喋るものなので、語学上達も早い。楽しく英語を学べるのがこのコースの最大の特長だ。